活動内容

困難を抱える外国籍女性へのエンパワメントプログラム

日本語を学ぶ

外国籍女性の声から始まった教室

これまでてのひらでは約7年間、外国籍のシェルターの利用者やシェルター等を退所した女性たちを対象とした日本語「よみかき」教室の実施をしてきました。協力していたシェルターを利用していた外国籍女性が「子どもが通っている保育園の先生と連絡帳のやり取りができるようになりたい」という話からスタートした教室です。

日本語教室での勉強の様子

安全な場所で安心して学べる日本語教室の提供

当法人の活動はみなさまからの寄付や会費、各種助成金によって支えられています。取り組んでいる事業を安定的に実践するために、みなさまからの更なるご協力をお願いします。人身売買や移住労働、DV被害に遭った外国籍女性たちが、安全を取り戻し、社会のなかで自立して生きていくための生活支援に携わる当法人の活動に、何か協力したい、行動したいと考えてくださった方、このサイトを訪れてくださったことはその一歩です。

日本語をまなぶことで、その楽しさや日常的に困っていることを教室内でも話ができ、生活をする上で必要な知識や日本語に触れる機会に繋がります。徐々に自信を取り戻してもらう事で、抑圧されたその人の心の傷の回復に役立ち、その人のエンパワメント(元々持っていた力を引き出す)事にもなっていきます。

日本語で暮らす

地域社会の一人となるために

日本語よみかき教室の延長で生まれたプロジェクトです。教室を一歩飛び出し、実際にレストランや駅、交番で、チケット売り場等、生活で直面する「他者とのコミュニケーション」の場で、自分たちの生活に根ざした日本語をきちんと利用できるようになることを目指しています。そして春にはピクニック、冬はクリスマス会等、行事を通して参加者の外国籍女性たち同士の横のつながりを深めるきっかけ作りとなるように取り組んでいます。
また教室の講師や当会のボランティアの方との絆づくりを深める機会にもなり、信頼関係の構築にも繋がっています。

施設退所後に、地域の中でも孤立しがちな女性や母子もいる中で、人や社会とのつながりをつくりだすことは、困った時に誰かに相談できる、という「当たり前」とされる関係に近づく役割を持っているのです。 交流を深める為のピクニック(左)とクリスマス会の準備の様子(右)

年間予算

年間予算詳細